3連休地元の友達と4人で旅行に出かけた。
成人式のある3連休に旅行に行くのは去年に続いて2回目で恒例になりつつある。
前回は愛媛の道後温泉、今回は宮島に行った。
せっかくブログをしてることだし旅行記でも残しておこうと思って書いてみる。
ただ、旅の内容は書いてもしかたないし、どこに行って何を食べたかはあまり僕にとっては重要ではないので、そういうことよりも感じたことを書いてみようと思う。
日曜日に宮島の宿を予約している1泊2日の旅行にもかかわらず、金曜日の夜仕事を終えた社会人組の同級生はなぜか車を走らせて大学生組の僕らがいる大阪へ5時間かけてやってきた。
少々頭がおかしいようです。(もちろんいい意味で)
前夜祭は聞いたことがあるけど、前々夜祭は聞いたことが無い。
社会人になると高校生のころみたいに変なこととか出来なくなるのかななんていう高校卒業時の心配や切なさは、余計な心配だったらしい。
むしろ、高校生のころの教室の中でのささやかな遊びをはるかに超える範囲で遊べるようになった。
どこへ行くかよりも誰と遊ぶかが大事なようで、旅を振り返ってみると観光地を巡ったとか、何を食べたとかの記憶よりも、なんかわけ分からんことで笑ってた様子だけど、何が面白かったんだっけかというような感じの記憶ばかりで、せっかくの4日間の記憶がまるでぼんやりとしている。
でも、異常に楽しかったのは確か。
めちゃくちゃ酔っぱらった翌朝の感覚に似ている。大して呑んでもなかったのに。
旅が終盤に近づき、見慣れた地名が高速道路の表示に現れ始めると、急に現実に引き戻されるような感覚で、切ない。
社会人組は明日から仕事だし、大学組の僕は学校がある。
社会人組に比べればその程度はましだったのかもしれないけど、サザエさん症候群のような燃え尽き症状が出た。
「また、来年の旅を楽しみに、明日から各々頑張ろう」という何とも大人になった感じがする最後の言葉。
2日の休みのために5日を嫌々働くことはしたくないとかそんなのは綺麗ごとなのかもしれないと思った。
2日の休みのために5日間生きることだっていい。5日間嫌なことを耐えてでも会いたいと思える人や行きたいと思える場所があることは素敵なことじゃないか。
もちろん、1週間毎日好きなことが出来れば一番いいかもしれないけど、色んな生き方があっていいし、解釈次第でどうにだって素敵だと思える。
とにかく何とか生きていれば今後も好きな人とは会い続けられる。きっと。
成人の日の3連休に旅行していると、旅行中SNSを開けば成人式の投稿が目に飛び込んでくる。
成人するんだから大人としての自覚をって言われたり、成人すると大人の仲間入りで大変なことにたくさん向き合わないといけないんだろうなって考えたり、そんなことを2年前はしていた気がする。
正しかった部分もあるけど、正しくなさそうな部分もある。
大人になっても幼なじみと遊べるし、大人になっても馬鹿笑い出来る。
大人になれば5日を嫌々生きないといけないこともあるかもしれないけど、2日にめちゃくちゃ感謝出来るようにもなるのかもしれない。
大学組も社会人組となる日は近く、今後はさらに5日と2日の色彩がはっきりするのかもしれないけど、その間にある感情のグラデーションも豊かになるんではないかな。
遊んでくれる友達に感謝。
次の旅行までひとまず各々生きよう。
0コメント