こんにちは。山本修太郎です。
今日は、大人にしばしば言われる言葉について考えたことを書きます。
僕は大学2年生の冬あたりから地元である兵庫県の香美町という場所に興味を持って、そこを拠点に何らか活動をし始めました。
そのモチベーションというか、理由というかは、一つではなくてたくさんあるんですが。例えば、第一には単純に将来生きていく場所としておもしろそうだなと思ったから。その他にも、地元に対するより良くしていくべきなのではないかという漠然とした危機感とか、それを自分がすべきなのではないかという漠然とした義務感のようなものもあったりします。
とにかく、その理由やモチベーションは一つではない。
そして、そのような活動をすることが何かと比較して偉いことだとか、地元愛を持って地元に貢献しようとすることが特段素晴らしいことだという意識はありません。
週末を神戸のカフェで過ごすこと、海外旅行に行くこと、家でYouTubeを見ること、そういったことと同じようにテーブルの上に選択肢としてあって、ただその中で地元での活動をしてみようかと決めて以来、月1回その選択肢を選び続けているだけで、その他の選択と特に優劣はないと思っています。
(ただ、少しの自負とか責任感はやはり出てきはします。でもそれを背負い込み過ぎないようにとも思ったりしてバランスを取っている感じもある)
で、今日の話なんですが、こんな風に活動をしていると、地元の大人の方からは、「若いのに地元のことを考えて行動して偉い!」という感じで褒めていただけることが多々あります。
ありがたいことです!!
でも、この言葉を浴びすぎると、責任感や自負をやや背負い込みそうな感じになってくる。笑
で、結局何が言いたいかというと、その褒め方をやめてくれということではなくて。
褒めてくれる大人のみなさんも、僕から見ると、素晴らしく見えていて、みなさんが褒めてくださるのと同じように僕もみなさんのことを素晴らしいって声を大にして言いたい、ってことです。
(何か偉そうな感じですが、いい表現が浮かばなかった)
というのも、「若いのに地元のことを考えて行動して偉い!」という背後に、「わしが君の年のころには地元のことなんて考えてなかった」というメッセージを感じる時が僕は多いし、そのメッセージを実際に添えてくださる方もいます。
でも、そうではない気がしていて。
明らかに今の僕や僕の同世代が過ごしてきた生れてからの20数年間と、僕の親世代の人たちが生れてから過ごしてきた20数年間には大きな違いがあるはず。
社会のあり様も、若者に求められていたことも、流行も、政治の意図も、何もかも。
(もちろん共通点もあるとは思う)
だから、一様にどの発想の仕方が素晴らしいとかはないと思うし、僕が20年早く生まれてたら全く違う思考をしていたと思う。
さらに言えば、僕が違う大学生活を取っていたり、違う高校生活を取っていただけでも僕の思考は180度違った可能性が高い。
つまり、僕の思考は僕が考えた側面ももちろんあるけれど、環境に依存している部分が良くも悪くもあると思う。
ちょうど僕が活動を始める大学2年生あたりに地方創生という言葉がブームになり始めたことに、意識しないところでも多かれ少なかれ影響を受けている部分もあるんだろうし、その言葉は僕ではなく政府が作った言葉。
同じように僕の親世代が地元ではなく、都会に夢があって、都会に行くことが成功だと捉えたことも、その潮流は誰が作ったのかというと。。。
だから、僕にも褒めてくれる大人も同じ構造で違う解に至っただけなのではないかと思う部分が少なからずある。
そのことがいいのか悪いのかは分からないけれど、その僕の認識を多くの大人と共有したいなと思う。
その上で、大人の世代が都会に行くことが成功だって考えたときには地元はどう見えていたのかとか、都会に行くことが成功だと思っていた大人の目にに今の都会・地元はどう映っているのかとか。そんな話を聞いてみたい。
僕は僕で、地元がいいと思った背景に地元が僕の目にどう映っているのかを話したいし、都会についてどう認識しているのかも話してみたい。
(都会と田舎というくくり方自体いいとは思ってないけど、今日はそこには言及しない)
「若いのに地元のことを考えて行動して偉い!」と言われたときに、今日書いたようなことを主張するスキルもまだ無いのかもしれないし、圧に負けてなかなか言い返す言葉がない時もある。
でも、こんな風に互いが互いの生きてきた背景を共有しながら、称え合ったり、おもしろがったりしていくことが色んな世代が共存する以上必要な気がするし、世代を超えて応援しあうためには必要な気がします。
僕自身、褒めてもらえるとすごくうれしいし、褒められて伸びるタイプであることは間違いないので、僕も褒め返させてください!その方がお互いで責任感や自負も背負い合えるし、お互い気持ちいいし!!笑
みたいなことが言いたかったことです。笑
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