こんにちは。山本修太郎です。
今日は「地域活動でお金を回すことの意義」という先週書いたブログの続編のような内容になるかなと思います。
早速話は逸れますが。笑
昨日のことなんですが、最寄り駅でビッグイシューという雑誌を購入しました。この雑誌、以前から存在は知っていて知り合いの方が購入したものを読ませてもらったこともあったのですが、購入するのは初めて。
この雑誌の販売員はホームレスの方で、雑誌の価格である350円のうち180円が販売員の方の収入になるという仕組みでホームレスの方の自立を応援しているという雑誌でもあります。
でも、そういった背景で雑誌を買うという部分も少しはありますが、シンプルに内容がおもしろい。
幅広く社会の話題を知れて、普段興味を持っていなくて考えない話題にも触れるきっかけをくれます。
そして、特集も充実してる。
今回の特集は「みんなで使おう!『遊休公共スペース』」
公共スペースを活用した取り組みの事例がインタビューに基づいて取り上げられていてとてもおもしろいです。
(ちなみに僕が以前知り合いの方に読ませてもらった回の特集は「マルシェの始め方」みたいな内容でした)
で、ここからが本題ですが、最近少し気になって、公民館など公共スペースのあり方について考えたり調べたりしています。
それは、僕自身大学生で、施設を所有しているわけではないので、まちに関わる何かしらの活動をしようと考えるときに、場所の選択肢として必然的に候補に挙がってくるありがたい存在だからです。
公民館のような公共の施設は大学生の僕にも開かれたオープンなスペースです。公共の意味を体現しているように思います。
利用料も安く、一定の条件を満たせば、使用料が減免されることもあり、大変ありがたい、活動をスタートさせやすい場所の一つです。
一方で、ハードルも少しあって、まちの公共施設である以上お金が回る活動に関する制約がたくさんあります。
僕自身先週のブログでも書いた通り、まちに関わる活動は継続性の観点からも、活動の広がりの限界という観点からもボランティアではやれないこともあり、ケースバイケースではありますが、地域活動にもきちんとお金の回る仕組みを考えることに一定の意味があると考えています。
その点で、公民館を使う時にジレンマに陥ることがあります。
もちろん、お金を回すならほかの施設を使えばいいじゃないかということになって、他の施設を使う選択をすることもあります。
ただ、このあたりのルール設計について改めてゼロから議論をしてみるおもしろさもあるのではないかと思っていて、最近公民館の事例を調べたりしているわけです。
神戸の知り合いの方に聞くと、一般的にはに公民館のような施設はお金を動かせない制度設計になっているとおっしゃっていて、神戸でもやはりそうみたいです。
公共事業の公平性といった観点からこのような制度設計になるのは当然だとも思います。
その一方で、この話題のおもしろさは調べてみると、規制緩和をしている事例が全国にちらほら出始めている点にあると思っています。
公民館の利用ルールの緩和をここ2年から3年くらいの間にしている事例がぱっと調べただけでも出てきました。意外とこの辺の議論はトレンドを捉えているのかもしれません。
行政システムの維持可能性みたいなことが最近学問分野でも話題らしく、人口が減り税収が減る構造の中でまちづくりのような部分に民間の人が関わっていくことの可能性も考えてみれば見えてくる部分もあります。
そんな中で公共施設を使った非営利活動に限った形で規制を緩和してきているという流れになってきてるように僕の目には見えています。
現行の制度でも、クラウドファンディングで資金をやりくりしてイベントに繋げるとか、スポンサーになってくれる人を探すとか、色んな別のやり方を試行できますが、目先のやり方探しとは一旦切り離して、長期的な視点でゼロから制度設計について時代背景を織り込みながら考えるおもしろさや可能性があるのではないか。
使用料を減免する構造より、使用料は据え置きで参加費でペイできるように考えてもらうみたいな構造の方がまちとしても歳入を減らさず済みそうだし、住民としてもお金を動かす経験でより賢くなれるみたいなこともあるかも。とか?
もっと僕自身考えを詰めていきたいと思いますが、みなさんはどう思われますか?
是非聞いてみたいです。
0コメント