こんにちは。山本修太郎です。
ふと、前々からぼんやり頭で考えてたテーマがあったことを思い出し、そのことを改めて言語化してみようとブログを書きます。
テーマは地域の交通。
僕は月1回くらいは地元に帰りますが、いつもネックになるのは移動手段。神戸から兵庫県の最北端まで行こうと思えば最速でも3時間近くかかる。
公共交通機関を使っていこうと思うと、更にダイヤの都合で時間の制約が大きくなる。
地元に到着してからも、なかなか車無しでは思うように移動できないことが多々ある。
バスもなかなか走っていない。
僕は歩くことが好きなのでそこそこの距離なら歩くので、その移動の不便さも含めて楽しめないこともなんだけど、お年寄りはそうはいかない。お年寄りが人口の多くを占める地域においてこれは致命的なことなのかもしれない。
と、まあ、こんな感じのことは報道でもよく聞くし、議会でも議論されているのを聞いたことがある。
そういう世間で議論されている方向性で話をしてもなかなか面白くないので、少し別の視点から地域の交通の重要性について考えたみたいと思う。
どういうことかというと、地域交通の衰退はもしかしたら地域のイノベーションを阻害してるんじゃないかっていう。笑
(かっこいい言葉、イノベーション。言ってみたい言葉、イノベーション)
だいぶカッコつけましたが、何かって言うと、地域の交通機関の衰退は居酒屋でのコミュニケーションを大いに阻害しているのではないかという。
これは、今年の夏に長野にフィールドワークに行ったときの話なんですが、Uターンして地元の企業で働いている方が、Uターンする前とした後の違いはありますか?みたいな質問に対して、「飲みに行くと運転できないので、飲みに行くことが減った」と話していた。
なるほど。地方の交通機関が衰退することってお年寄りにスポットライトが当てられがちだけど、意外と若い人の行動にも影響するのかもしれないと感じた。
そこで、さらに思考を進めて、飲みに行けないと地域にどんな影響があるのかなって考えてみると、意外と地元の飲み屋には色んなバックグラウンドを持つ人が集まり、大将には色んな情報が集まり、適度にいい感じでその情報を大将が繋いだりしながら、コミュニケーションが行われてたりするなぁと。
そして、意外と地元の話をああでもない、こうでもないと話していることが結構ある。
居酒屋がある種、地域の自由な言論の場になっている側面がある。
そこから、おもしろい発想が生まれたりする。
(昨日のブログに書いたフェスの企画も大部分を居酒屋で決めた節がある。笑)
昨今、少子高齢化が進み、課題山積のこの社会ではイノベーションが求められるみたいなことを凄そうな人が言っていたりするけど、そのイノベーションって色んな情報や技術を組み合わせながら新たな価値を作っていくみたいな話だと思っていて。
その意味で、居酒屋はイノベーティブな場所かもしれないなと思う。
だから、地域交通の衰退で飲みに行けなくなると地域のイノベーションが阻害されるのではないかという暴論です。笑
もう少し、調査が必要ですね。
飲み屋にお迎えに来る奥さんはどんなテンションなのか、意外とその車内は夫婦のコミュニケーションの場になる?それともその逆?旦那が飲みに行きにくい状況であることで家族と過ごす時間が増えるというメリットもある?など疑問は尽きません。笑
普段地域の問題として話題に挙がるテーマを別のあまり議論されていない影響から考えてみるとおもしろいかもしれない。
と言っても、なかなか採算の取れない地域交通が復活する希望は薄いので、身近にある小屋とか車庫とか倉庫とかを、集まれる場に改造しようという野望を着々と実現させようと考えていたりします。笑
今日はこの辺で。
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