矛盾

僕は一貫しているものが好きなところがある気がするというのが最近の気づき。


初志貫徹って感じの人に好感を持つ傾向がある。自分もそうでありたいと思っている部分がある気がする。


ここだと決めた領域で納得いくまでやってみたいみたいな感じ。



冬、コートを着込んでいながら、ミニスカートを履いていて、後ろから見たときにコートの下に何も履いてないみたいに見える女の子の矛盾したスタイルに疑問を持つ。


あたためたいのか、冷やしたいのかどっちやねん。みたいな。


そこにある矛盾が自分の中でひっかかるらしい。


(なんの話やねん、って心の中のリトル僕がツッコんでいます。リトル僕は正気を保っている)



そんなことを思っていつつ、コート着こんでいながら、くるぶしを出して歩いている自分がいる。


矛盾。



世の中は矛盾で満ちているなぁと感じる。


本当はこうある方がみんな嬉しいはずなのに、そうなっていないこととかがたくさんある。こうしますって言ってた人が全然違うことをやってるのを目にして、少しがっかりすることがある。


でも、世の中とか人って矛盾で満ちているものなんだろうなと思って、折り合いをつける自分もいる。


こうやって、知らぬ間に自分の中でまた新たな矛盾が完成する。



そもそも、死ぬのに生きていること自体が矛盾の象徴のようなもので。咲いてほしいと思っていて開花予想までチェックしていながら、散りゆく桜が美しいとかって価値を見出す僕らはもはや矛盾しているからこそ、おもしろいとか、奥深いとかそういうレベルなのかもしれない。


争いはいけないと分かっていながら戦争するのも矛盾かな。


争いがあるから平和がいいと思えるし、いま平和だから戦争はだめって言えるのかもしれない。戦争をしようとしている当事者は戦争はダメって言ってられる状況じゃなかったりするのかも。


仲良くしたいのに言わなくてもいいことを言って喧嘩をすることもあるし、仲直りした方がいいに決まっているのに変な意地を張っていることもある。



矛盾があるから初志貫徹がかっこよく見えるし、初志貫徹があるから矛盾で笑えたりするんだろう。



この話に終わりは無く、いい終わらせ方を思いつかないままに今書き続けている矛盾した状態の自分がいるけど、たしかに言えそうなことは、繰り返しになるけど、人は、少なくとも僕は、矛盾しているようだということくらいか。


その矛盾を受け入れながら、矛盾に違和感を持ちながら、そうやって矛盾と向き合いながら考える。矛盾は人間に考えるきっかけを与えるためにプログラミングされたものだとでも思いながら、日々考えて生きることが人間らしさなのかな



ものの二面性とか多面性はおもしろいなと最近思う。



昨日、「最近のブログはコラムが多くて、かっちり系の文もまた書いていきます」とか言っておいて、今日も今日とてコラムを書く自分。



矛盾、いとおかし。笑





山本修太郎

山本修太郎のブログやら普段やっている活動に関して発信するためのページ。

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