人間であるから、僕は人との間に生きる僕たちは僕たちに「人間」と名前を付ける。とてもよくできている言葉だと思う。僕という存在は僕だけでは存在し得ない、僕と誰かの間に初めて僕は存在する。そんな感じだろうか。 僕が生きていることを実感するとき。 泣きそうになるとき。何かをどうしようもなく愛おしく思うとき。心臓のある辺りがギュっとなる。 そんなときに確かに鼓動を感じるし、生まれてから今までの時間絶えず心臓が働き続けていたことを実感する。 そして、その時、必ず僕は僕一人のきっかけでそれを実感しているのではない。そこには誰かが確かにいる。誰かとの間で僕は感情を揺らして、生きていることを実感する。 当たり前に人と接してい...07Apr2020非日常日常思考の水たまり